2017.11.10
神山まりあさんが選ぶ、子どもと遊びたい「あたたかいおもちゃ」とは?

<プロフィール>
神山まりあさん(写真右):2011年ミス・ユニバース・ジャパン グランプリに輝き、その後は雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。結婚・出産を経て雑誌「VERY」のレギュラーモデルとして出演。おしゃれなファッションやライフスタイルが人気で、 Instagramフォロワー数11万人を超える。
富永周平さん(写真左):イタリア・ローマ出身。会津で製造しデザインにこだわったおもちゃ「マストロ・ジェッペット」のデザイナーとして、おもちゃをはじめ幅広いデザイン活動を行う。同社の商品はグッドデザイン賞を4度受賞。英国MONOCLEの雑誌でとりあげられ、MONOCLE社とコラボレーション商品を制作して、ロンドン、ニューヨークなどでも販売。
出産後、母と仕事を両立して輝く女性は、同世代のママにとって素敵で憧れる存在です。今回、モデルとして活躍し、一児のママでもある神山まりあさんに、子どもとママが思わずにっこりする商品を「エールマーケット」の中から選んでいただきました。それは、会津に工場を持つ「木のおもちゃ」。まりあさんが、その魅力をおもちゃのデザイナーに聞きました。
自然を感じるおもちゃがほしい

神山:
以前から木のおもちゃが欲しいと思っていました。
子どもが口に入れて安心ということ。また、さわって木の感覚を知ってもらいたいと思いました。
東京にいると、自然とふれあったり、自然の匂いを感じる場所が少ないですよね。できれば家の中でも自然を感じるおもちゃがあればいいなと。
実は、ママ友の間で、木のおもちゃが流行っているんですよ。
--そうなんですか?
神山:
はい! 木のおもちゃは、自宅で飾ってもおしゃれだし、子どもの成長にもよさそうです。
子どもとお風呂で盛り上がるおもちゃ

このおもちゃは「ノエ」といいます。「ヒバ」という木で作っていて、ヒバは香りがヒノキに似ています。
神山:
本当にいい香りがしますねー! おもちゃから少し離れていても、いい香りがします。
それに、すごくかわいい!

軽くて水に浮くので、お風呂で使うと檜風呂のような香りがしますよ。
このおもちゃは、お風呂で遊んでほしいですね。お風呂で遊べるおもちゃがあれば、親と子どもが一緒に盛り上がれるだろうなと。
香りが癒し
初めて手に取りましたが、これは確実に息子が喜ぶと確信しました。
海外のカラフルなおもちゃも良いのですが、日本で生まれたからには、国産のおもちゃで遊んでもらいたいなと思っています。作り手の分かる「国産のおもちゃ」って安心ですよね。
それに、小さくて軽い。旅行に持って行けそうです。

神山:
帰宅したら、主人と一緒におもちゃの香りをかいで、日々の疲れを癒やそうかと(笑)。
私、木くずを巾着袋に入れてお風呂に入れるくらい、木の香りが好きなんです。
富永:
木そのものの香りを楽しめます。
神山:
なかなか都心では体験できない香りですよね。
お風呂につかるともっと香りが出るとのことなので、楽しみです。
息子には「このおもちゃならいくらなめてもおこらないよ」と伝えます。口にものを入れたくなる時期なので、角がないものやなめても大丈夫かどうか確認するようにしています。
富永:
木のおもちゃは、赤ちゃんが初めて持つ木の道具なので、仕上げが大事です。大量生産するおもちゃに比べてうちのおもちゃはヤスリの粗さを変え、多くの工程をかけ、丁寧に仕上げをするので、触るとツルツルで気持ちいいです。値段の安さでは負けてしまいますが、子どものことを思って仕上げをしています。

可能性、無限大

神山:
息子は、水族館ものも大好きです。
富永:
お風呂で釣りができるおもちゃは作りたいです。釣ったらケースにしまう形ですね。
おもちゃがきっかけで、休みの日に家族で釣りに行く、といった流れにつながるといいかなと。
神山:
面白いですね。あとは、アルファベット型の木のおもちゃとかもうれしいですね。
富永:
今後は、おもちゃという「モノ」だけではなく、「コト」を作りたいと思います。
あくまで構想段階ですが、木の美術館というか、木で作ったものを提案・展示・体験できる空間を南会津町のみなさんと考えています。子どもたちに、おもちゃを作っているところを見てほしい。子どもがゆっくり安心して遊び、屋内でも自然を感じる空間。親同士でも情報交換できるコミュニティができたらいいなあと思っています。
作り手のあたたかみを感じるものを選びたい


--「木のおもちゃ」以外に選んだ商品は、どこが気に入りましたか。
神山:
私が選んだ2点は、大量生産で売っているものではなく、作り手のあたたかみを感じられるものです。国産のものを選びたいし、国産なら作り手の顔が想像できるものがほしいと思いました。
日本ならではの「まごころ」

親としては、少し値がはってもあたたかみがあり、作り手の気持ちを感じるおもちゃを子どもに与えたいなと思っています。
また、先ほどお話があった、「木のテーマパーク」はうれしいですね。都心にある室内の子ども広場は狭くていっぱいなことが多いので、思いっきり遊ばせられないんです。子どもが思いっきり遊べるなら、休日を使って家族で交流を深められるなあと思いました。
単にかわいい、きれい、だけじゃない。日本ならではの作り手の愛と思いと、使う相手を思いやる「まごころ」を感じました。2020年に向けては、外国の方にも、この思いをわかってほしいなあと思いました。買う人も大事に使ってほしいですね。
私も、たくさん使います!
【今回紹介した商品はこちら】
【神山まりあさん特集】はこちら
生産者紹介
マストロ・ジェッペット

5人の木工職人とひとりのデザイナーから生み出されるおもちゃには、職人さんたちの技術とこだわりが感じられます。
スタイリッシュなデザインのおもちゃたちは、子どもが使わなくなっても飾っておきたくなるものばかりです。
福島県南会津郡南会津町田島南下原66-2