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繰り返し使える「サステナブル」なラップ

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繰り返し使える「サステナブル」なラップの写真
最近、メディアなどで耳にする「サステナブル」な取り組み。家庭からできることはないかと考えていた神山まりあさん。そこで今回は生活に身近なキッチングッズで、食べ物などを包んだ後に、洗って繰り返し使える「フードラップ」について、生産者の株式会社艶金の代表取締役 墨勇志さんにお話を伺いました。
対談の様子

今回はコロナウイルスの感染拡大を防止するため、岐阜と東京でリモート対談を行いました。初めての取り組みに、まりあさんも「こういうカタチで対談ができるのはインターネットならではですね」と驚いていました。

1枚で何役も。くり返し使えるラップ

まずは、フードラップを手にしたまりあさん。触り心地や、ほんのり香るホホバオイルの香りに興味津々な様子。

1枚で何役も。くり返し使えるラップ

神山:少し手にくっつく感じなんですね。

:最初だけ少し手にくっつく感じがありますが、すぐに気にならなくなります。このラップはミツロウや天然樹脂などを布にコーティングして作っているのですが、手の温かさでやわらかくなるんです。やわらかくなると適度にくっつくので、食品や器が包みやすくなります。

まりあさんがミツロウラップを使っている様子

器を包んでふたに。

まりあさんがミツロウラップを使っている様子

実際に試してみると…

神山:すぐにくっつきました! 普段使っているラップのように使えますね。

まりあさんがミツロウラップを使っている様子

次に手に取ったのは、箱型の入れ物。中に野菜チップが入っていて、お皿の代わりに使えそう。

神山:フードラップを折り紙のように折っているんですか?

:約25cmの正方形になっていて、やわらかいので、折り紙のようにいろいろなカタチに折ることができます。私はこれを封筒型に折って、ナッツを入れて会社に持って行っています。

神山:普通のラップにはできない使い方ですね。

野菜が長持ち? その差がくっきり出るラップ

人参で検証

上の方を残して途中からラップで包んだ人参。約1週間経過したもの。

神山:いろいろなカタチになるのにしっかりくっつくので、料理で残った野菜などを包むのにも便利ですね。

:おかず、ごはんなどさまざまな食材を包んでいただいて問題ありません。もちろん、野菜を直接包んでも大丈夫です。また、人参などで実験していますが、フードラップで包んだところと、そうでないところでは、数日後に大きな差が出ています。

神山:差がくっきりと出ていて、すごくわかりやすいです。包んで保存したほうが長持ちするんですね。

捨てられるものを「色」として残す「のこり染」

捨てられるものを「色」として残す「のこり染」

「のこり染」でできた生地。コーティング前。

神山:それぞれ、とても自然でやさしい色ですね。

:コーティング前の生地は、うちのオリジナルの「のこり染」と言って、食べ物の残りや、捨てられる植物をつかって染めたものです。

神山:どういったものが使われているんですか?

:たとえば、一番手前の淡い黄色の生地は、岐阜県飛騨地方で栽培されたえごまの種子が使われていて、えごま油を搾油する時に出た「のこり」で染めています。
ピンク色のものは、同じ岐阜県の本巣市根尾にある樹齢1,500年余と言われる、日本三大桜「薄墨桜二世」から間伐された枝などで染めています。

神山:さくらの花びらと同じ色に見えます。

:実はこれは年明けから4月頭くらいの桜が咲くころの枝でしかこの色に染まりません。夏や秋の枝で染めてみましたが、まったく違う色になりました。そういうことも1つずつ試行錯誤しながら「のこり染」の色を増やしていきました。

神山:色をつくるまでに手間ひまがかかっているから、あたたかい色に感じるんですね。

「のこり染」を「モッタイナイ」を考えるきっかけに

神山:そもそも、どうして「のこり染」をはじめたのですか?

:染色は、100度のお湯を大量に使います。100度にするには大量のエネルギーを使うので、どうしても環境に負荷がかかるんです。
うちの工場では、「脱炭素」など環境を意識した工場設計をしていましたが、その他に少しでもできることはなんだろう? と考え始めました。

神山:それがきっかけだったんですね。

:はい。ちょうどそのころ、洋服は国内生産から海外での安価で大量生産に切り替わり、大量廃棄が問題となっていました。

神山:このラップも、使い捨てるのは「モッタイナイ」というところが共通していますね。

今回ご紹介した商品

「good wrap!」

艶金の「のこり染」を使ったフードラップ。チャリティーもできるラップとして商品企画・販売されています。1枚売れるごとに1食分の給食代が国連WFP協会へ寄付され、世界の子ども達に栄養と希望を届けます。



生産者紹介

株式会社艶金

主に洋服生地を染色しています。日本生産にこだわり、温暖化対策のため、脱炭素経営を経営の最優先に据えています。「のこり染」を通じて「モッタイナイ」という考えや、長く使い続ける楽しさ、ゴミを減らす生活を提案をいたします。

企画・販売

株式会社アイクリエイト

「サステナブルな未来のための新常識」をコンセプトに「のこり染ラップ」を、チャリティーもできる「good wrap!(グッドラップ)」として企画、販売しています。毎日の生活で使うものだからこそ、私たちそれぞれが「good」な選択肢とはなにか? を考えるキッカケになることを願って名づけられました。

どこにでもあるものより、なかなかないもの。
太陽の香りがしたり、人の手の温度を感じる。
大事に生まれたものは、大事にしたくなるものです。
そうだ。こだわりは、ごちそうなんだと思う。
もっと知ってほしいもの、あなたに届けたいもの、見つけました。
好きって、エールなのかもしれません。