2018.02.08
五感で楽しむ! 三陸の海をココロとカラダで大満喫

7年前、未曽有の災害に襲われた石巻・女川。あの日の事は決して忘れてはいないけれど、今はキラキラしたたくさんの笑顔が、三陸の漁師町にはありました。カキ好きの神山まりあさんが、エールマーケットのレシピ企画で食べたカキの生産者を訪れ出会った東北の“今”をお届けします。

グルメ
鮮度抜群! 極上の海の幸
海を眺めながら頬張る海鮮丼は絶品

「おさかな市場 おかせい」の看板メニュー「女川丼」
平日も土日も活気あふれる「おさかな市場 おかせい」。店の前の女川港に揚がった魚介類をふんだんに使った「女川丼」は地元の人にも大人気の逸品です。

「うわぁ~おいしそう!」
「女川って震災復興を乗り越えて、その先のステップにいる感じ。皆さんとてもエネルギッシュでパワーがみなぎっていて、私まで元気をもらえます」

店長の岡芳彦さんと。ずらりと並ぶ干物をバックに
「魚の旬は海が決めるんだ」という言葉が印象的でした。「自然がもたらす女川の海の恵みをこれからもそのまま伝えていきたい」と熱く語ってくれました。
自家焙煎の本格的なコーヒーで優雅な時間を

明るく落ち着いた店内の「マザーポートコーヒー」

かわいらしいぬいぐるみがあちらこちらに

個装のドリップコーヒーは可愛いデザインでお土産にも好評
石巻の恵みを心ゆくまで堪能できる食堂

浜のお母さんたちが郷土料理を出す「はまさいさい」

海の幸や山の恵み、いろいろな食材を見せてもらいました

全てのメニューに石巻の食材、浜の食材を使った料理

どの料理も文句なし!
石巻の「おいしい」を堪能できる新スポット

地元民から観光客まで楽しめる「いしのまき元気市場」

お気に入りのアヒージョを発見
駅周辺で唯一のスーパーが閉店したため、1階での買い物ついでに食堂でおしゃべりをしていくのだそう。ウッドデッキ調のおしゃれなテラス席もあり、若い人からお年寄りまで充実した時間を過ごせる場所です。

石巻産の肉厚の穴子がまるごと乗った穴子天丼
「食堂のおばちゃんたちや、集まっているお客さんも本当に明るいですよね。元気食堂というネーミングがぴったりだなと思います」。

運営マネージャーの米澤耕也さんとテラスで
「元気市場」には、日常使いの生鮮食材から旅のお土産まで、約1300種もの石巻のうまいものが集結しています。
体験
全身で楽しむ三陸の海
自然が作ったカキ養殖の最適地で、カキの体験

浜のお母さんとカキ剥きを体験
今回、まりあさんは 「ほんわか幸せレシピ(カキグラタン)」で食材として使用したカキの生産者に会いにやってきました。

まず貝を開くのに一苦労…
漁師さんと一緒に乗船! カキの水揚げ作業を見学

船長の江刺寿宏さんと出発

いよいよ水揚げの瞬間

船をおりた後は、とれたばかりのカキをほおばります。
石巻発ブランドでアクセサリー作り

オーナーの田中鉄太郎さん。ブランド誕生秘話を伺いました
お気に入りの大漁旗を使ってのオリジナルピアス作り


細かい位置をようじで調整
今回の旅でまりあさんが感じた思いをたくさん込めて作りました。 どんな仕上がりになるでしょう?

三陸の風に揺れる、海をイメージしたピアス

手作り感いっぱいのアトリエの前で鉄太郎さんと

東北のいま
7年たった今だからこそ見える「あの時」の場所
あの日多くの人がのぼった、大切な場所へ

眼下に広がる、被害の大きかった南浜地区には復興祈念公園が建設予定

真っ青な空にそびえたつ鹿島御児神社の大鳥居
海の前の土地で町民を守っていた女川交番
津波や引き波で土台ごと持ち上げられ、横倒しに。鉄筋コンクリートの建造物が津波で倒壊した例は世界で2例しかないといい、津波の破壊力を物語ります。 後世に伝えるシンボルとして、また大きく変ぼうした女川町のかつての姿を思い出すため、「震災遺構」として保存される事が決まっています。
「きぼうの鐘」。がれきの中から見つかった希望

神山まりあさんからの応援メッセージ

しかし、実際に私が東北で見たもの、経験したもの全てが可能性に溢れた日本の美しい財産だったのです。
美味しい牡蠣や食事、新しい街、アイディアに溢れる人々の活気と優しさ。すべてに癒されて、寒い気候の中で心がぽっかぽかになりました。
特に牡蠣のおいしさは、しばらく東京に帰ってから会う人会う人に自慢して語り続けたほど。
一人で経験するにはもったいない。次は絶対に家族でくるんだ!と心に決め、漁師さんたちに『また来るね!』と約束しました。息子に日本の美しさを見て感じて、東京では味わうことのできない経験をしてもらいたい、そんなことを強く感じた今回の東北旅。
次はいつ行こう、そんなことばかり考えてしまいます!
お買いもの
エールマーケットでお取り寄せ 女川・石巻のおすすめ商品をご紹介
素材の味を生かした食べもの
石巻工房の手作りのファミリー向け家具
まりあさんが出会った瞬間、おいしい瞬間
いつも周りを楽しませてくれるまりあさん。旅の行く先々で、ちょっと興味が向いた所、笑顔になった所を紹介します。
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海の目の前で綺麗に整列している干物!
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私の背と同じくらい! 剥いた後のカキの殻
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初体験の漁船は意外と速かった!
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シーパルピアの顔パネル。ウニになってみました
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カキ剥きの師匠! 明るくて笑顔がすてきなお母さんでした
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水揚げ直後の海鮮BBQは漁港ならでは。ぜいたく!
※写真はまりあさんのスマホで本人、マネージャーさんが撮影されたもの