2020.08.04
太陽の恵みを食べよう!
食欲そそる、ナスとコーンの夏野菜レシピ

太陽の光をたっぷり浴びて、本格的に味わいが増す夏野菜。旬の野菜は体に優しく、積極的に食べたい食材です。今回は、夏野菜の代表格、ナスやコーン、オクラなどを使った食欲増進レシピをご紹介します。彩りも豊かなので、食卓が華やぎます。
ジュワッと広がるうまみ!
揚げナスとアジのおろし玉ねぎソースがけ

ナスは、6月から9月くらいが旬の野菜です。丸いもの、長いもの、紫色、白色など種類がとても多く、和洋中さまざまな料理で活躍しています。
また、ナスは、揚げても、焼いても、炒めても良し、の使いやすい野菜です。油との相性が良く、味の染み込みも良いのが特徴です。だし汁やソースと合わせると、口の中でうまみとみずみずしさがジュワッと広がり、さらにおいしいです。
今回は、そのような特徴のナスを、外はカリッと、中はトロッとした揚げナスにし、夏が旬のアジと合わせて特製の玉ねぎソースをかけた、ごはんが進むおかずに仕上げました。大分県産の有機栽培のナスを使っています。
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材料(2人分)
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・ナス 中2本
・アジ 3枚におろしたもの 2匹分
・ししとう または 万願寺唐辛子 6本
・ミニトマト 6個
・玉ねぎ 中1/2個
・青じそ 5枚
・しょうが 1片 -
・片栗粉 1/2カップ
・だし汁 100ml
・醤油(しょうゆ) 大さじ2
・純米酢 大さじ2
・ごま油 小さじ1
・米油 適量
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・ナス 中2本
作り方




*油の温度は、箸を縦に入れて、細かい泡がまっすぐ出てくるのが目安



<レシピのポイント>
このレシピのポイントは2つです。
1つめは、揚げる時です。ナスは油をよく吸うので、揚げる前に片栗粉をまぶしましょう。片栗粉がない場合は、小麦粉や米粉でも大丈夫です。
また、揚げすぎると、皮の部分が硬くなるので、中の白い部分にほんのり色がついたくらいが取り上げるタイミングです。ししとうとミニトマトは、弾けやすいので、揚げすぎないように注意しましょう。
2つめは、おろし玉ねぎです。生の玉ねぎをそのまま使うので、玉ねぎ本来の辛みがあります。辛みが苦手な方は、ソースを作って30分程度寝かせると落ち着きます。揚げたナスを入れてから寝かせても良いです。
熱々でも、常温でも、冷めてもおいしいレシピなので、常備菜にしやすく、あらかじめ作っておけば、もう一品欲しい時にも便利です。
芯のうまみも逃がさない! 甘くて、シャキシャキ
まるごと1本とうもろこしの玄米ごはん

とうもろこしは、6月から9月中旬くらいが旬の野菜です。現在は甘いコーンが好まれる傾向にありますが、昔ながらの「もちとうきび」など、かつては甘くないものが主流でした。収穫してから日を増すごとに、味や甘さが落ちるので、なるべく新鮮なものを選びましょう。
また、とうもろこしは、甘くて新鮮なものは生でも食べられますが、焼いたり、蒸したり、ゆでたり、加熱すると、甘さや香りが豊かになります。
今回は、とうもろこしの芯からも出汁をとり、まるごと1本のうまみを閉じ込めたとうもろこしごはんにしました。熊本県阿蘇産の、農薬を使用していないとうもろこしと、同じく阿蘇産の「合鴨農法で育てたおいしいお米」を使っています。
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材料(2~4人分)
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・とうもろこし 1本
・玄米 1合
・白米 2合
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・水 650ml
・天日塩 小さじ1
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・とうもろこし 1本
作り方





<レシピのポイント>
このレシピのポイントは2つです。
1つめは、実のしっかり詰まっていそうな新鮮なとうもろこしを選ぶこと。外側の皮が水分を保っているのが良いです。
2つめは、玄米と白米を合わせますが、水の量は、コーンからも水分が出ますので、白米を炊く時と同じで大丈夫です。
とうもろこしが新鮮で、ヒゲが黒くなっていない箇所は、スープや炒めものに使えます。
ごはんがあまったら、おにぎりにして、醤油をつけて焼きおにぎりにしても、とてもおいしいです。とうもろこしと玄米の香ばしさが増します。また、今回メインで作った玉ねぎソースをかけてもまた違ったおいしさが楽しめます。