閲覧履歴機能をリリースしました

人・社会、地域、環境にやさしいエシカル商品を応援するお買い物メディア エールマーケット

エルマの読みもの

1個10万円以上の価値!?
家康が愛した幻のナス

  • twitterでこのページをシェア
  • facebookでこのページをシェア
  • LINEでこのページをシェア
<center>1個10万円以上の価値!?<br>家康が愛した幻のナス</center>の写真

秋と言えば“食欲の秋”。
秋の味覚を存分に味わうことができる季節を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?


松茸、秋刀魚、柿など、秋に旬を迎える食材はたくさんありますが、その中でも様々な料理につかえる万能野菜「ナス」も秋に美味しい時期を迎えます。


ナスは、もともとインドが原産で、日本には奈良時代に入ってきたとされています。日本に入ってきた当時は「なすび」と呼ばれていました。


日本全国で栽培されているナスですが、ひとくちにナスと言っても、その種類は非常に多く、田楽で有名な京都府の「賀茂ナス」や、浅漬けにぴったりの山形県の「薄皮丸ナス」など、地方によってさまざまな特色があります。


一般的に、秋頃に出回るナスは、普通のナスと比べて実が小振りですが、寒暖差や日照量などの関係から旨みがギュッと凝縮されていて、種が少なくおいしい物が多いと言われています。


おいしいナスを食べられる今の時期。
今回は、徳川家康も愛したといわれる「折戸ナス」についてご紹介します。


「一富士 二鷹 三茄子」は家康が愛した駿河の名物?

茄子の写真
「一富士 二鷹 三茄子」という有名なことわざでは、初夢の最初に富士山、2番目に鷹、3番目にナスを見ると縁起が良いとされています。

これは、江戸時代の初代将軍 徳川家康が、自身の愛した土地である駿河の名物を順に挙げたことが由来となっていると、一説には言われています。

隠居先を駿河に決めた際、「どうして駿河に行くのか?」と問われた家康は、「まず、駿河には富士がある。よって、いつまでも見飽きることがない。次に、鷹がいる。(当時、家康は鷹狩りに凝っていたとされています)そして最後に、ナスがうまい」と返したそうです。

親指サイズで10万円、非常に高価だった「折戸ナス」

おぼんの写真
そんな家康の好物だったとされているのが、「折戸ナス」です。

折戸ナスは、静岡県三保の折戸で栽培されていたナスで、家康の死後も徳川家に献上されていたという記録が残されています。

現在、出回っているものは、だいたいテニスボールほどの大きさですが、その当時に献上されていた折戸ナスは、さらに小さく、親指ほどの大きさだったそうです。

そんなとても小さい折戸ナスですが、1個につき1両で取引されたという記録も残っています。
1両は現在の価値でいうと12~13万円前後なので、ナス1個で10万円を超えることになる、とても高価なナスだったのです。

明治以降、途絶えていた栽培が100年ぶりに復活!

そろばんの写真
原種であった折戸ナスの栽培は非常に難しく、明治以降、100年もの間、栽培が途絶えていました。

しかし、2005年に国の研究機関から種子を譲り受け、生産者とJA、関係者が一丸となって、研究を重ねることで、現在の品種の生産に成功し、2007年から出荷が開始されました。

現代に復活した折戸ナスは、丸い形で果肉が緻密。
通常のナスよりも味が濃厚で、火を入れれば甘くとろけるような食感になるのが特徴と言われています。

甘味がしっかりと凝縮されている折戸ナスは、「揚げびたし」のようにナスをまるごと食べる調理法はもちろんのこと、煮崩れしにくく、油との相性も抜群なので、煮物や天ぷらなどとも相性がよくオススメです。

普段から食べているナスとは、また違った味が楽しめる「折戸ナス」。
「食べたことがない!」という方は、家康もとりこになったといわれる「折戸ナス」を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

どこにでもあるものより、なかなかないもの。
太陽の香りがしたり、人の手の温度を感じる。
大事に生まれたものは、大事にしたくなるものです。
そうだ。こだわりは、ごちそうなんだと思う。
もっと知ってほしいもの、あなたに届けたいもの、見つけました。
好きって、エールなのかもしれません。