2017.08.02
「献上桃の郷」桃の中心地を訪ねて

福島県の桃の代表的産地の一つが、県北部の桑折(こおり)町です。2015年、天皇皇后両陛下が桃農家を訪問され、皇室には今年で24年連続、桃の献上を続けています。8月1日、今年の献上桃の選果式が行われました。選ばれる割合は0.1%。どのように献上へと至るのでしょうか。
センサーや人の目で、幾重にも厳選
8月1日の朝、福島の代表品種「あかつき」の最盛期を迎えた町内の農家から、続々と桃がJAふくしま未来の桑折共選場に運ばれます。その数18万個!



さらに二重のチェックを経て「白箱」に

1日午後、JAや町の関係者が集まり、「献上桃選果・箱詰め式」が行われました。



献上桃は、福島第1原発事故があった2011年を含め、24年続けて皇室に贈られています。
天皇陛下が震災後訪ねた桑折町

「2年前、雨が降っていましたが、陛下がいらっしゃったときは小雨になりました」といいます。放射能対策や桃の価格回復はまだ道半ばであることなどを説明したといいます。
南さんは「木は一本ごとに特徴が違うので、見極めながら、実のつけかたや肥料を変えています」。あかつきだけで150本の木があり、収穫時期は朝4時半から午前いっぱい、父母とスタッフ含め8人で作業を続けます。
「一個2000円」の高級桃も完売

ヤフーの社員食堂では、「選果式」前日の7月31日、高橋宣博町長も駆けつけて販売会が行われました。「甘い!」「おいしい!」と社員は試食で桃の甘さを体験。用意した「特秀」クラス50箱は1時間足らずで完売し、糖度15度以上に限定した伊達の蜜桃「匠の思い」(1個2000円)も8個限定販売で、完売しました。

「献上桃の郷」の桃はこちらで紹介しています。【完売御礼】
送料無料! 献上桃の郷 特選「雅」 約1.5kg
送料無料! 献上桃の郷 特選「雅」 約3kg