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有名アーティストも応援「メイド・イン・宮城」の音響機器

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有名アーティストも応援「メイド・イン・宮城」の音響機器の写真

被災地・宮城発のものづくりで、注目のプロジェクトがあります。前回のクラウドファンディングでは5,300万円を獲得し、当時の日本最高額を記録。有名人も続々と応援しました。今回挑戦するポータブルスピーカーでは、1億円突破も視野に入れています。


「メイド・イン・被災地」にも関わらず、関わる2社は経産省の「地域未来牽引企業」にも選ばれています。水産業など一次産業が注目される被災地ですが、東北の「すごい製造業」の知られざるストーリーをお伝えします。

有名アーティストが続々応援

セカオワのツイート
セカオワ、ゴスペラーズ、TRF、真心ブラザーズ―――。

ある商品を応援した、アーティストの方々です。

それは「GODJ(ゴー ディジェイ)」というDJ機器。「世界最小DJ機器」として仙台のベンチャー企業「JDSound」社(宮崎晃一郎社長)が2013年にリリースしました。「持ち運べるDJシステム」との打ち出しで、アーティストはじめDJの世界に衝撃を与えました。

L'Arc-en-Ciel、LUNA SEA、B'z、TUBE―――。

他にもそうそうたるアーティストが関係しています。GODJを発表したことで話題になり、アーティストが愛用するエフェクターのトップブランドの受託開発を手がける事になりました。それはギターのエフェクターで、ギターとアンプをつないで音に効果を与える重要な機器でした。
このトップブランドの信用に加えて、GODJではアーティストのプロモーション会社も応援してくれたため、多くの有名人が製品を知り、実際に使うことになったのです。
「DJ KOO」の写真
プロ向けのGODJのヒットを踏まえ、もっと多くの人に「気軽に音楽が聴ける機材を作りたい」として同社が企画したのが、スピーカー機能を加えた「GODJ Plus」です。
同社はクラウドファンディング「マクアケ」を2016年3月に開始。「A4サイズのクラブハウス」と銘打ちました。5日ほどで1000万円を突破し、最終的には5,300万円と当時の最高記録を打ち立てました。
クラウドファンディングの写真

パソコンやスマホにも最適なポータブルスピーカー

OVOの写真
そんなベンチャー企業JDSound社が2018年1月、新たに挑戦したのが「OVO(オヴォ)」というポータブルスピーカーです。

パソコンやスマホのUSBにつなげるだけで、セッティングは完成。実際に音を聴きましたが、低音もしっかりはっきり聞こえます。まるで映画館やスポーツのスタジアムにいるような臨場感でした。また、ビジネスシーンでは動画プレゼンにも活用できそうです。

クラウドファンディングの期間中にも関わらず、ユーザーとの視聴会を行い「生の声を製品に生かす」(宮崎社長)ことを目指しています。TSUTAYA渋谷店の映画コーナーでは試聴機が置かれています。
ツタヤでの写真
まさに目指すのは、「ものづくり」にとどまらない「ことづくり」。
「DJ業界」を超えて、より多くの人が日常的に使うことを目指す音楽機器です。

被災地・石巻で組み立て

2社の打ち合わせの写真
「GODJ Plus」と「OVO」の製品のもう一つの大きな特徴は、「メイド・イン・石巻」であることです。

宮城県の太平洋沿いにあり、東日本大震災で最も多くの犠牲者を出した石巻市。田んぼの一角にある、従業員約20人の「ヤグチ電子工業」(渡邊俊一社長)で、最終製品を作っています。外見に際立った特徴はなく、どこにでもあるような中小企業です。

宮崎社長が訪れると、ヤグチ電子工業の佐藤雅俊専務と早速打ち合わせが始まりました。

実はヤグチ電子工業は、1974年の創業以来、創業の神奈川県相模原市と石巻市で、600万台を超えるソニーのWALKMANと、2億点を超えるソニー製品の生産数を誇っているのです。
震災後は、医療機器や広告分野へも進出。自社製品開発に取り組み、昨年は経産省の「地域未来牽引企業」にも選ばれた、優良企業なのです。
ヤグチ電子の前で
両社は、設計段階から一緒に考えていきます。宮崎社長は「設計の段階から、組み立て側の意見をとりいれて進められるのは、非常に助かっています。海外で製造したのではできないこと。だいたい悩みや不具合があってヤグチさんを訪れるわけですが、帰るときはいつも晴れ晴れします(笑)」。
クラウドファンディングでOVOの動画は、ナレーションが英語です。「メイドイン石巻・宮城」が世界へ羽ばたこうとしています。

「ものづくりのクラウドファンディングを変えたい」

宮崎社長は「ものづくりのクラウドファンディングは、結局うまくいかない案件が海外含めて非常に多い」といいます。資金は集めることができても、設計や組み立てでトラブルがおきたり、想定した仕上がりにならないことも多いといいます。
だからこそ「ものづくりのクラウドファンディングを変えたい」と意気込みます。
2012年に3人で創業したベンチャーは、今年4月に従業員が10人に増えました。工学部の学生が多い東北大では、知られた会社だといいます。
一見「被災地」とは関係ない「ものづくりベンチャー」。しかし「マイナスからゼロ」の単なる再生ではなく、「ゼロからプラス」の新しいモデル作りに注力してきました。
被災地の力を集め、若者や多くの人を巻き込み、世界をめざして「メイド・イン・宮城」のものづくりの挑戦が進んでいます。

ストア紹介

GREEN FUNDING by T-SITE

GREEN FUNDING by T-SITEの写真
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Made in TOHOKU「OVO」
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