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芸術祭「リボーンアート」

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芸術祭「リボーンアート」の写真

宮城県・石巻市を中心にしたアートと食と音楽の総合イベント「Reborn-Art Festival 2017」(ヤフーが共催)が9月10日に閉幕しました。多くの見どころがありましたが、中心となったのは牡鹿半島のアート作品。その様子をリポートします。


東京からJR石巻駅まで、新幹線と在来線で約3時間。さらに車で45分。開催エリアの中で最も遠い場所にあるのが、半島先端の鮎川エリア。かつて捕鯨で栄えた街です。

アートの写真
地区の高台にある御番所公園にあるのが、草間彌生さんの「真夜中に咲く花」。
隣の金華山や海岸が一望できる絶景ポイントでもあるため、多くの人が訪れています。
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砂浜を堪能できるのが、公園から北東2キロにある「のり浜」。駐車場から約10分坂を下ると、砂浜に出ます。ここにあるのが、島袋道浩さんの「起こす」。流木や小枝までみんなで起こすという作品です。
またサーフスポットでもあり、サーフィンを楽しむ人も。

のり浜駐車場の先は駐車場がなく、バスで移動します。バスの終点が「ホテルニューさか井」。雄大な景色と三陸の海の幸料理が自慢のホテルです。
屋上にカラオケ機が。これもアート。Yotta(ヨタ)さんの「ヨタの青空カラオケ@鮎川」です。
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霊場・金華山を目の前に、絶叫カラオケを楽しめます。選曲はミスチルが多いとのこと(※フェスティバルの実行委員長は、Mr.Childrenのプロデューサーとして知られる小林武史さん)。

またホテルの部屋を使って、石巻在住アーティスト増田拓史さんが窓から海を見る「みれなかったものがみえたとき」「部屋の中に置かれた海」がありました。
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残念ながら、鮎川など牡鹿半島には不法投棄が多いといいます。それをアートにしたのが、岩井優さんの「ダンパリウム」。会期中に飾りつけ、常に変化していく作品です。家電などだけでなく、鹿や鯨といった地元の生き物も展示していました。

食も楽しめるフェスティバル

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鮎川エリアから北上して、半島中部エリアの荻浜にある「牡鹿ビレッジ」へ。
ここには、浜のお母さんたちが料理を担当するレストラン「はまさいさい」があります。
はまさいさい フェイスブックサイト

ここから海岸沿いにカキ加工場の横などを抜けて歩くこと約10分。全長6メートルの巨大な鹿に出会います。名和晃平さんの「White Deer(Oshika)」です。
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「White Deer」は海沿いにありますが、この半島中部エリアも浜が注目でした。エリア北部の桃浦で、道路から約10分下ると「浪田浜」に到着します。青木陵子さんと伊藤存さんの「浜と手と脳」。今回初めての野外での作品発表だそうですが、2人はこの地域の自然素材を使い、自ら水をくむなど生活も現地で続けながら、作品を仕上げたそうです。
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桃浦小学校の跡地には、鈴木康広さんの「虫眼鏡」。40年前に閉校し、道路から未舗装の道をくだったところにあり、当時の面影はあまり残っていませんが、いろんな大きさの虫眼鏡で「探す」作品です。
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51日間にわたるフェスティバルは9月10日で終了しましたが、石巻・牡鹿半島の浜の魅力はこれからも輝き続けます。

「Reborn-Art Festival 2017」公式サイト