エルマの読みもの

「9月・10月の桃」に注目

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「9月・10月の桃」に注目の写真

ぶどうやりんごがスーパーに定着してきた9月ですが、福島の桃は、最後の「最盛期」を迎えています。晩生種と呼ばれ、固めですが糖度が高くなるのが特長です。色も多彩で、10月でも食べられる品種があります。桃の奥深さを味わえるのが、秋なのです。



三連休直前の9月15日。福島県北部、伊達市月館町にある、高橋忠吉さんを訪ねました。霊山を望む絶景です!

桃畑の写真
山間地で桃を育てる高橋さんは、育種家として有名です。毎年新しい品種の育成にチャレンジしています。
訪問日に最後の出荷作業をしていたのが「黄美のハート」です。
桃の写真
「マンゴーを超えるおいしさ」とのシールにあるように、実際食べてみると、マンゴーのようなち密な果肉と甘さが口いっぱいに広がります。
そして糖度計で測ると、なんと!!
糖度計の写真
「17.7」度! 11度で甘いといわれる桃ですから、非常に高い値です。

忠吉さんは、約20年前から独自で品種改良に取り組んできました。これまでの自信作は「夏の陽」。成熟期は8月中旬で、福島の代表品種「あかつき」より少し遅め。福島の桃はお盆前後がピークのため、新たなブランド化と需要拡大を期待しています。
桃農家の写真
これからの時期の注目は「シーエックス」。樹の上で熟成され、高いものは糖度20度を超えるそうです。独特のまだら模様が、桃によっては出始めていました。10月上中旬が最盛期です。忠吉さんの頭文字「C」をとった自信作です。
【ネット販売】高橋もも園の白桃「シーエックス」約3kg(6〜8玉入)
桃の写真


晩生種の「さくら白桃」がたわわになっています。
桃の写真
こちらは飯坂温泉近く、福島市飯坂町の菱沼農園です。「さくら白桃」の出荷が始まりました。大玉で色も鮮やか。固めですが、その分甘みを感じる、この時期では有名な品種です。
【ネット販売】菱沼さんのさくら白桃 約2kg
桃の写真
菱沼さんは桃名人。40年の経験から、多様な桃に適した栽培方法等を研究し、さくらんぼやりんごも育てています。
桃畑は6haもあり、中には「光月」という黄色い桃も。
【ネット販売】菱沼さんの桃「桃水&光月」
桃の写真
菱沼さんは加工品にも力を入れています。桃だけで22種類も作る多様性を生かし、桃名人が厳選した12品種を1品種ずつつめた果汁100%ジュースが「のむもも」です。
(編集注:一本欠けていますが、実際は12本入っているセットがあります)
桃ジュースの写真
桃の消費量の多い福島では、桃はまだまだ最盛期。伊達市の直売所では、黄色に加えて、白っぽい「甘甘燦燦(あまあまさんさん)」という桃も並んでいました。
みらい百彩館「んめ~べ」ブログ
桃の写真
黄色や白色など、桃色以外も多彩な桃。時期も7-8月だけではありません。

また、訪問後に台風18号が福島を通過し、一部では、落下やキズなどの被害がありました。ただ、大きな被害ではなかったとのことです。自然と向き合い、「桃を出来る限り長い間、楽しんでほしい」と願う農家の努力が今日も続いています。