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エルマの読みもの

「マクロビ」との意外な関係?
「食育の日」に考えるフードスタイル
~今日は何の日~

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みなさんは「食育」という言葉の意味をご存じですか?


「食育」というと、食べ方や栄養に関する教育というイメージですが、実際には『さまざまな経験から、”食”に関する知識や選択する力を身につけ、人間として生きる力を育む』という、より大きな意味を含んでいます。


生きるための基本的な営みである「食べる」という行為は、すべての人に必要なもの!
「食育」の「育(いく)」という読み方が、「19」という数字を連想させることから、毎月19日が「食育の日」と定められました。


今回は、自分自身で健康を守り、健全で豊かな食生活を送るために必要な能力である「食育」に関する知識をご紹介します。

明治生まれの「食育」、現代にも影響を与える思想とは

「食育」という言葉は、明治時代の医師である石塚左玄(いしづか さげん)の著作の一文である「体育、智育、才育はすなわち食育にある」に由来しています。

石塚左玄は、栄養学が学問として確立されていない頃から、玄米菜食を中心とした伝統的和食の指導で、病を予防し、治療しようとする考え方に基づく「医食同源」を普及し「食育」を提唱してきました。

2005年に制定された「食育基本法」では「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎ともなるべきものと位置づける」と明記され、石塚左玄の思想が、現代にも大きな影響を与えていることがわかります。

また、この思想は、桜沢如一(さくらざわ ゆきかず)らによって受け継がれ、現在では「マクロビオティック」として、和食ブームと共に世界的な広がりを見せています。

“形のない文化”として後世に伝えていきたい「和食」

世界でも有数の長寿食として、海外からの注目度も高い「和食」。

各国の主要都市には、多くの日本食レストランがあり、人気を博しています。そんな「和食」は、2013年にユネスコの「食の無形文化遺産」に登録されました。

「無形文化遺産」とは、ユネスコが取り組む遺産事業のひとつで、芸能や伝統工芸技術など“形のない文化”を対象とした世界遺産のことを指します。

「食の無形文化遺産」は、食が私たちにもたらす社会的慣習、伝統、行事、儀式、それらに関わる知識や技術を「食文化」として評価し、食が創る「文化」や「社会」を後世へ伝えていくことを目的として始められました。

世界にはさまざまな「食の無形文化遺産」があり、フランスの美食術、地中海料理、メキシコの伝統料理、トルコのケシケキ、韓国のキムチ製造、トルコのトルココーヒーの文化、古代グルジアの伝統的な発酵ワイン作りに加えて、日本の「和食」も「食の無形文化遺産」の仲間入りをしました。

日本で食べられているものは、6割以上が海外産?

四季折々の魅力を表現し、多様で新鮮な食材を生かした「和食」は、海外から注目される一方で、日本国内では若い世代を中心に、和食離れが進んでいるといわれています。

また、国内で消費された食料のうち、国産の占める割合を示す「食料自給率」は、先進国の中でもとりわけ低く、農林水産省の発表によると、2018年は37%(カロリーベースによる試算)と過去最低を記録しました。

おおまかに解釈すると、日本で食べられているもののうち、37%が国内で生産されたもので、残りの63%は海外からの輸入に頼っているということになり、海外への依存が大変高いことがわかります。

輸入品への依存度が高ければ高いほど、輸入先の情勢により食糧事情が左右されてしまうことから、食料自給力・自給率をあげて、地域農業の活性化につなげる「地産地消」が重要視されています。

消費者にも生産者にもうれしい「地産地消」とは

「地産地消」は「地元で生産されたものを、地元で消費する」取り組みです。
食料自給率の向上に加え、消費者のなかで高まる農産物に対する安全・安心志向や、生産者の販売方法の多様化に対応し、消費者と生産者を結び付けます。

消費者にとっては、地元の新鮮な農林水産物を入手できるうえ、「顔の見える関係」によって、つくられたものに安心感が得られます。さらに、旬の食べ物やその土地の伝統的な食文化を知る機会につながります。

生産者にとっても、地域の消費者ニーズをとらえ、効率的な生産を行えるだけでなく、量販店では扱われない不揃い品や規格外品も、直売施設などでは販売できるようになります。また、輸送距離が短くなることで、輸送コストの削減や、環境負荷の軽減が期待できます。

このように「地産地消」は、食品ロスの削減や環境負荷軽減にもつながるとして、近年大きく注目されるようになりました。

「食育」を通して守り続けていきたい文化

いかがでしたか?
私たちが「食」への関心を高め、意識的に選んでいくことで、地域の食文化を知る機会になったり、環境への負荷を減らすことができるようになります。
「生きる力」を育む「食育」を通して「食べるとは、何なのか」を改めて考える機会にしていきませんか?

どこにでもあるものより、なかなかないもの。
太陽の香りがしたり、人の手の温度を感じる。
大事に生まれたものは、大事にしたくなるものです。
そうだ。こだわりは、ごちそうなんだと思う。
もっと知ってほしいもの、あなたに届けたいもの、見つけました。
好きって、エールなのかもしれません。