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北海道の「はっかの町」。閉校予定の高校生もアピール

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北海道の「はっかの町」。閉校予定の高校生もアピールの写真

はっかは秋に収穫

風にのって、いい香りが漂います。
旭川市から車で約2時間の北海道・滝上(たきのうえ)町。9月上旬、はっかの収穫作業が行われていました。7月の長雨・低温の影響で生育が遅れていましたが、8月から天気が持ち直し、ぐんぐん成長しました。
はっかの写真
はっかはすべてを機械で収穫できないため、手刈りで収穫することもあります。

はっか生産日本一

はっか蒸留の写真
はっかは明治時代から、交通の不便な北海道の開拓地で栽培され、農民の生活を支えた作物です。滝上町では明治43年より栽培が始まったといわれます。気候が栽培に適していたことや、交通難の当時でも運搬が比較的容易だったため、河川の流域に沿って奥地まで作付されました。
はっか蒸留の写真
現在、はっか栽培は全国的には減少していますが、町によると、滝上町のはっか生産量は全国の95%を占めてダントツの「日本一」。町内で蒸留し、はっか油を精製しています。
収穫して約1か月干した後、蒸留作業となります。蒸留は9月末ごろです。
トラックの荷台から、乾燥させたはっかを窯の中に放り入れます。
ヤフー見学の写真
人がすっぽり入ってしまう大きな窯いっぱいにはっかを入れ、蒸しあげます。水蒸気とともにはっかのさわやかな香りが施設に広がります。

今年度で高校が閉校。生徒14人がヤフーに来社

有楽町での町のPR活動の写真
町内にある滝上高校は、生徒が減り、今年度末の2019年3月末で、閉校が決まっています。
閉校記念事業の一環として、全校生徒14人が2018年夏、東京のヤフー本社を訪れました。高校は「生徒たちの中から町の振興を志す人が現れて欲しい」との願いをこめて来社。ヤフーは「エールマーケット」の活動を生徒に紹介しました。
シバザクラの写真
生徒はその後、有楽町に移動し、駅前で行われているイベントに参加しました。通行人などに、町のはっかクッキーやはっかあめを配布するなどして、町の特産品をアピールしました。
滝上高校の吉田享平教頭は「地域に誇りを感じながら地方で暮らすためにはどうしたらいいか、ヤフーへの訪問が生徒たちによいきっかけとなり、いずれは地元を盛り上げる人材に育つことを祈っています」と話しています。

町の誇り

町には、シバザクラという「誇り」があります。60年前、公園の片隅にミカン箱一杯分の苗を植えたことから始まり、今や10万平方メートルの大群落に成長。一面のピンクと雄大な山並み、澄み切った空の青とのコントラストは、まさに絶景です。高校生もシバザクラを東京でアピールしていました。
はっかも「町の誇り」です。
大手製油メーカーが扱っている国産和はっかオイルといえば、滝上産が多くを占めているとのこと。伝統も品質もしっかりした、滝上町産はっか油。眠気覚ましや鼻づまりなどにもおすすめのようです。

滝上町は、今後もはっかを後生に伝えようと、原種の保存や育成、栽培技術の伝承を推進し、地域ブランド化を進めています。その取り組みは今後も続くことでしょう。

(情報提供:滝上町商工観光課・滝上高校)

ストア紹介

ハーブティー専門店ユーン

ハーブティー専門店ユーンの写真
はっかは、葉を目に貼ると、疲れが和らいだとされることから、別名:目覚め草などとも呼ばれています。