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カキ商品発売記念イベント

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カキ商品発売記念イベントの写真

「Tカードみんなのソーシャルプロジェクト」のカキ商品の発売を記念したトークイベントが発売当日の10月5日に代官山蔦屋書店にて行われました。


トークショーは、「サモトラ」の愛称で親しまれている人気レストラン、サーモンアンドトラウトのオーナー兼シェフの森枝幹氏と、ヤフー社員兼フィッシャーマン・ジャパン事務局長のはせたくこと長谷川琢也氏により繰り広げられました。

サーモンアンドトラウト 森枝幹シェフxフィッシャーマン・ジャパン トークイベント特別メニュー

参加者には、特別メニューとして、森枝シェフによるオリジナル料理が振る舞われました。

・『カキとバジルのオイル漬け』とフォアグラ入りレバームースのサンドイッチ仕立て
・『カレーとガーリック味の大きなカキフライ』生チョコレート添え
・『パセリとチーズの大きなカキフライ』パウダー状にしたカリフラワーと共に

森枝シェフの食材に向き合うコンセプトは、食材の味を壊さないこと。その独創的なレシピは、食材をマインドマップにしながら組み合わせて生まれるそうです。
写真:(左)『カレーとガーリック味の大きなカキフライ』生チョコレート添え、(右手前)『パセリとチーズの大きなカキフライ』パウダー状にしたカリフラワーと共に、(右奥)『カキとバジルのオイル漬け』とフォアグラ入りレバームースのサンドイッチ仕立て

森枝シェフは言います。
「カキは鉄分やミネラルが豊富。そういったカキのうまみの要素と赤肉が合うというのはフランスでは昔から言われていてメニューもあるんですよ。今回はカキのバジルオイル漬けとフォアグラを合わせました。パセリとチーズ味のカキフライは、そんなに主張をしないものでと思い、食感を面白くするためカリフラワーと組み合わせました。カレー味のカキフライですが、カレーのスパイスとカカオも合うんですよ。一口カキフライを食べて口の中で合わせてみてください。おすすめの順番は、カリフラワー、フォアグラ、カレーとチョコかな」。

「みなさんおいしいですか?」
というはせたくさんの言葉に、会場はうなづいておいしいと答えます。

「実はカキとチョコレートの組み合わせは商品化はかないませんでしたが、T会員さんからレシピが生まれていたんですよ。オイスターボンボンというカキにチョコレートをコーティングしたもので、試食ワークショップのときは『マジで?』って思ったんですけど案外おいしくて(笑)。今回、プロのシェフからも、カキとチョコレートが合うということが証明されてうれしいです」。
と続けてはせたくさん。

確かに、最初は「ええー?」と思った組み合わせですが、食べてみるとどれも驚きのおいしさ、実際、一つじゃ足りない、という声も多く聞こえました。

思いのバトン

「今ね、日本の漁師ってホントに減ってるんです。平成5年に32万人いたのが、今では半分の16万人。マジでピンチですよ。応援してあげたいという共感まではいただくんだけど、やっぱり魚はくさいとか料理ができないとかでなかなか魚の消費は増えない。そんな中、間に入ってくれるのがシェフだと思うんですよね。」とはせたくさん。

「料理人の探究心によりメニュー化、生産者の思いを消費者に伝える、思いのバトンの受け渡しですね」。
続けて森枝シェフは言います。
「今まで料理と生産者って遠すぎてたと思うんですよ。そもそも魚って安すぎませんか。『漁師のあの仕事があってこの値段?』って思っちゃう」。

「ホントそうなんですよ。僕もフィッシャーマン・ジャパンの事務局として船に乗ることがあるんですが、波が荒くて死ぬんじゃないかと思ったことも何度も。養殖のカキ漁師だって波もひどく侮れない。事故もあるし命がけなんですよね」。とはせたくさん。

「剥きガキが安くなるのも意味わかんないよね。誰かが剥いてるんでしょ。オイスターバーなら殻付き300円とかするのに、加工すればするほど安いって変ですよね」。
森枝シェフはさらに続けます。
「NYにはね、シャッカー(shucker)というカキ剥きの花形職業があるんですよ。カキを剥いてもらう人を指名できるの」。

「そんな職業があるんですか? 知らなかった。日本と海外ですごいギャップですね。石巻のカキ剥き名人のおばちゃんを連れて行って、石巻のおばちゃん vs. NYのシャッカー対決とかね、おもしろそうですね。その前に英語覚えさせないとね」。

はせたくさんの言葉に会場から笑みがこぼれます。

「われわれフィッシャーマンと名乗っていますが、フィッシャーマンは漁師だけじゃなく、ITサラリーマンも、シェフも主婦もみんなできると思うんです。いろいろな人がかかわることで漁業がもっと元気に面白くなると思ってるんですよ」。

三陸だけでなく、日本の漁業を面白く。
はせたくさんやフィッシャーマンの思いを次いで、フィッシャーマンの仲間が増えることを期待します。
森枝幹(もりえだかん)(写真左)
辻料理師専門学校を卒業後、シドニーの和風フレンチレストラン「Tetsuya's」、表参道の割烹「湖月」、日本橋の分子調理レストラン「タパスモレキュラーバー」にて幅広く修行を重ねる。東日本大震災をきっかけに独立を決意。現在は、「サーモンアンドトラウト」にてシェフを務めるほか、新宿のレモンサワー専門店「The OPEN BOOK」をプロデュース。さらに、フードカルチャー&ライフスタイルマガジン「RiCE」の編集にも携わり、常に型にハマらない発信に挑戦している。
-サーモンアンドトラウト(Salmon&Trout)
東京都世田谷区代沢4-42-7
食べログ(外部リンク)

長谷川琢也(はせがわたくや)(写真右)
1977年3月11日生まれ。自分の誕生日に東日本大震災が起こり、思うところあって東北に関わり始める。石巻に移り住み、石巻を拠点に被災地や東京をうろうろしながら東北の人たちとビジネスを立ち上げる。被災地の農作物や海産物、東北の歴史が息づく伝統工芸品などをネットで販売する「復興デパートメント」(現 エールマーケット)や、東北の水産品にブランド価値を与え、新たな水産業を創造する「三陸フィッシャーマンズプロジェクト」の立ち上げなどに従事。通称はせたく。

・商品ページはこちら:
Tカードみんなのソーシャルプロジェクト~三陸のカキ~

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どこにでもあるものより、なかなかないもの。
太陽の香りがしたり、人の手の温度を感じる。
大事に生まれたものは、大事にしたくなるものです。
そうだ。こだわりは、ごちそうなんだと思う。
もっと知ってほしいもの、あなたに届けたいもの、見つけました。
好きって、エールなのかもしれません。