2019.07.10
目で見て、触って、五感で涼む!
先人から学ぶ快適な夏の過ごし方
先人から学ぶ快適な夏の過ごし方

高温多湿で、ジメジメと蒸し暑い日本の夏。
現代のように便利なものがなかった時代、人々は暑い夏を少しでも涼しく快適に過ごせるよう、さまざまな工夫をしてきました。その工夫には、現代にも通じる知恵が多く存在しています。
先人から伝わる知恵と、エールマーケットのオススメする「夏のモノ」で、夏を楽しく快適に過ごしましょう!
今でいうバスローブ? 夏ファッションの定番 浴衣!

花火大会や夏祭りなどで、浴衣を着るのを楽しみにしているかたも多いのではないでしょうか?
浴衣の語源は、「湯帷子(ゆかたびら)」といわれていて、平安時代の入浴時に着られていた着衣が原型となっています。
江戸時代に入ると、風呂上がりに羽織るバスローブのように浴衣を着るようになりました。
昼間に浴衣で街を歩くことはNGとされていたものの、銭湯の帰りや、夕涼み、家でくつろぐ時に、サラリとした肌触りで吸水性の高い木綿の浴衣を着て、夏を涼しく過ごしていたようです。
その後、浴衣はちょっとした外出着へと変化し、さらには、盆踊りや花火へ浴衣を着て出かける文化が流行することで、現代の着方へとつながっていきました。
近年では古典柄だけでなくモダンな浴衣も数多くみられ、選択肢の幅が広がっています。
冠婚葬祭やフォーマルな場では着られませんが、夏のお出かけ着として、浴衣を「粋」に着こなしましょう!
江戸時代から存在した 「蚊遣りブタ」

蚊取り線香の独特の香りから、「夏がやってきた」という気持ちになるかたもいるのではないでしょうか?
蚊取り線香は、明治時代に原料となる「除虫菊(じょちゅうぎく)」が、ヨーロッパから日本に伝わってから普及し始めましたが、江戸時代の人たちも、夏の蚊には悩まされていました。蚊取り線香がなかった当時は、家の中に蚊が侵入するのを防ぐために、「蚊遣り火」をたきました。
陶器などで作られた入れ物の「蚊遣り」に中に、松の葉などをいれ、炭でいぶし、煙と匂いで蚊を追い払っていたそうです。
また、蚊取り線香を入れる陶器の定番といえば「ブタ」ですが、この「蚊遣りブタ」、江戸時代から存在しています。
この形になったのは、とっくりの底を抜いて横にし、煙をいぶすのに利用してみたら、形がブタに似ていたからという説が有力なようです。
最近では、スプレータイプの虫よけなど、便利な商品も続々と販売されていますが、夏を感じさせる独特の香りの漂わせながら、時間とともに灰になっていく蚊取り線香を楽しむのも風情があって良いかもしれません。
体感温度が「1.5度」下がる 打ち水

打ち水とは、涼気をとるために、自宅の前の通りや、庭などに水をまくことです。
江戸時代から庶民の間でも広く定着し、俳句に詠まれたり、浮世絵に登場する「夏の風物詩」となりました。
打ち水には、なぜ清涼効果があるのかをご存じですか?
打ち水をすると、水が気体になるときに周囲から吸収する「気化熱」によって、地面の熱が大気中に逃げていきます。
実際に、打ち水をすることで「体感温度が1.5度も下がる」という結果も出ているのです。
また、浴衣を着て、水に触れたり、風鈴の音を聞いたりすることで、五感でも清涼さを感じることができるのも理由ではないかと考えられています。
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素材から製法まで「オーガニック」にこだわった高品質タオル

毎日使うタオルだからこそ、オーガニックで良質なものを選びたいという方にご紹介したいのが、「SLOWORGANICS(スローオーガニックス)」のバスタオルです。
オーガニックの素材を使っているタオルであっても、柔軟剤には石油系のものを使用していたり、製造工程で添加物が入っていることも多いのが現状です。
スローオーガニックスのタオルは、製造工程もオーガニックにこだわり、柔軟剤の代わりに大豆イソフラボンを使ったり、染料は有害物質が含まれていないことが証明されたものを使うなど、環境にも優しい製法で作られました。
タオルの出番が多い夏にうれしい「速乾力」や「吸水力」にも優れたタオルなので、オーガニックタオルを日常使いに取り入れたいという方にオススメです。
猛暑を乗り切る先人の知恵

昔から伝わる夏を快適に過ごす工夫のなかには、今の時代にも受け継がれ、私たちの生活に根付いているものがたくさんあります。
自然に親しむ心から生まれた、古き良き知恵と工夫。
夏の暑さとうまく付き合うことで、今年の夏を快適に過ごしましょう!
*本記事でご紹介した商品はエールマーケットに掲載しています。